年賀状は新型コロナウイルス感染症激増の要因になったのか?

 年末年始のお休みの後、新型コロナウィルス感染症の方が激増し、非常事態宣言がなされるに至りました。
 その要因として、人の行き来や飲食店での飲食が指摘されていますが、年賀状が要因の一つになったということはないのでしょうか。

 新型コロナウィルスは、インフルエンザウイルスと比べても寿命が長いというのがやっかいだと言われています。
 紙幣で数週間、段ボールで24時間程度、感染力を維持していたといった実験結果の報告がなされています。
 これらの報告からすれば、新型コロナウイルスは、年賀状の上でも1~2日程度は、感染力を維持できるのではないでしょうか。
 もちろん、紙の上に付着した新型コロナウイルスによって感染症を発症する可能性は、一般的には高くはないと思いますが、年賀状の場合、
 膨大な量が行き交うため、感染の確率も高まってしまったということも考えられます。

 年賀状は、古くからの日本の風習ですから、これを制限するのは難しいとは思いますが、今は、新型コロナウイルス感染症の終息が最優先
ですので、思い切って、今年だけは年賀状をやめるという決断をしても良かったのかもしれません。

 新型コロナウイルス感染症については、時々、「ずっと家にいて、誰とも接触しなかったのに感染した」ということが話題になっていますが、
 私は、郵便物などが感染の原因になった可能性があると考えています。

 新型コロナウイルスに関しては、第1に感染しない、第2に感染しても無症状や軽症で終わらせる、という2段構えの対策が必要であると思います。
 感染しないためには、上記の、郵便物も含めて感染リスクを考える必要があると思いますし、無症状や軽症で終わらせるためには、免疫システムの
維持、強化、すなわち、肥満や糖尿病などに気をつけて、健康な体を維持するのが、重要だと思います。